青山教会には昔、幼稚園がありました。
教会の建物のなかには幼稚園時代の名残が見受けられます。
卒園生で信者の方もいます。
新会堂になる前にどうぞ昔の幼稚園の思い出をご覧にいらして下さい。
青山幼稚園のこと
青山幼稚園は、1949年4月に開園し、2001年3月6日に閉園しました。
この約50年間に卒園した園児数は、1,543名との記録が残されております。
これ等の方々の園のそして教会に対する思い出は、非常に深いものと思います。
私は一九九四年ごろ、網野郡雄長老から理事長をお引き受けしました。理事長と言っても、官公庁との窓口が主な仕事でした。従って幼稚園に顔を出すことはほとんど無く、年一回の卒園式に参列させて頂くのがせいぜいでした。
閉園に際し、幼稚園の重要な記録等一切の書類を、港区に引き渡しました。永久保存として、港区の倉庫にいつまでも残される筈です。
卒園した1,543名の方々はその後どのような人生を歩まれたことでしょうか。時々思われてなりません。
教会は何時までもこれ等の方々のことを、覚えております。嬉しい時はもちろん、悲しい時、苦しい時、そして何でもない時に、折にふれて教会にお顔を見せて貰いたいものと、願ってやみません。
元理事長 岸 恒雄
青山幼稚園の思いで
もう40年前になる。
教会に上る階段の後ろのガラスの扉を開けて青山幼稚園に初めて入った。入り口は薄暗かったのに中に入ると明るい。大きな部屋はコンクリートの壁で囲まれた園庭に面していた。見上げた空が四角く薄青く明るかった。そこから始まる幼稚園の思い出は鮮やかな色ばかりだ。
四角の空は青くも白くもなった。夏になると園庭いっぱいに水色のプールができた。色とりどりの可愛い水着。お泊まり保育の時に2階から下ろしてきた大きな青い扇風機。外苑散歩。黄色に包まれて遊んだ。銀杏の並木道でバサーが開かれゲートは大きな青い地球だった。紺色の上履き。礼拝の時ばらさん、すみれさん達が座っている部屋にゆりさんが足音をたてずにしずしず入ってきた。小さな足にぴったりの紺色の上履き。クリスマスには黒いカーテンを閉めてロウソクの赤い炎を見つめた。
色に溢れ、みんなの素直な大切な言葉が飛び交い、元気が降りそそいだ。何処にこの記憶はあるのだろう。次々と色が浮かぶ。今でも身体に色が染み込んでいる。
青山幼稚園元教諭 武川千鶴
青山幼稚園同窓会
2018年9月1日(土)、青山教会に於いて青山幼稚園の同窓会が開催され、多くの卒園生・元教論が出席しました。
共に礼拝堂で神を賛美し、増田牧師を通して御言葉をききました。その後大集会室でささやかな茶話会の時を持ちました。
懐かしく、楽しいひと時を神に感謝します。
参加された方々、様々な理由で参加できなかった方々にも神さまの導きがありますように。